Tuesday, November 27, 2007

「線引き」を同心円状にタイプ分類

【参考点】
 線引きされている315都市計画区域(1980年度)を、面積と人口密度を用いて線引きタイプを同心円的に10分類(Ⅰ~Ⅹ)されている。そのタイプ分類されている都市を用いて、GIS上にて Viagramによる空間分布の分析を行い、各タイプがMAS上で同心円的分類されているにタイプ(T1~T5)に分類されるか検討できるのでは・・・

この一連の作業の利点としては、
・ 類似性の有無を確認できる。
・ ArcGISを用いた作業に慣れる。

【要約】
目的
 都市域における市街地のスプロールを防止し、計画的な市街化を図るための都市計画制度のひとつとして、線引きが1968年都市計画法に導入され10余年が経過した。10年は「計画的に市街化を図る」ための目標期間であったことから、現在政策を評価した。
手法
 都市計画年報(都市計画区域、市街化区域、人口集中地区の面積、人口)を用いて、1971年から1980年までの人口密度変化を分析し、線引きとの関連性を考察。数値データを用いて線引きとの関わりを現象的に分析した。
結果
 各タイプは、人口密度構造、及び線引きの広狭性によって異なり、かつ、人口規模や大都市圏、地方圏及び大都市圏内の立地条件などとかなり、関連性を持っていることが分かった。また、法規定や計画標準等は全国一律であるが、線引きの実態としては大都市圏、地方圏及び大都市圏内の立地条件、都市規模などによってかなり異なっていることが把握された。

【題名】
「線引き」による都市計画区域の人ロ密度構造変化

【リンク先】
http://pkawap20.ce.t.kanazawa-u.ac.jp/~urbanplan/all/pdf/1982-17-18-103.pdf