郊外型土地区画整理事業施行地区における地区計画導入の実態と課題
-全国における実態と金沢市における事例研究-
埒正浩、川上光彦、片岸将広
日本都市計画学会 都市計画論文集 No.38-3 2003年10月
http://pkawap20.ce.t.kanazawa-u.ac.jp/~urbanplan/all/pdf/2003-38-3-35-205.pdf
概要
土地区画整理事業の制度上の欠点を補うため、地区計画を導入するケースが増加しているが、比較的緩い規制内容の地区が多いことなどから、良好な居住環境が地区計画により必ずしも形成されているとは言えないと課題を挙げている。本研究では、まず郊外型区画整理施行地区における地区計画の導入実態を把握するため、各種統計資料を元に集計分析を行っている。次に、運用実態を把握するため、全国の区画整理施行地区に地域計画を導入している371自治体を対象にアンケート調査を実施し、郊外型区画整理施行地区を有する自治体を対象に分析を行っている。さらに、事例調査として金沢市を対象とした調査を行い、分析を行っている。
感想
自分の研究的には、後半部分の世帯に対して行われたアンケート調査の結果が参考になると思われる。区域計画の行われている地区のほうが、世帯の居住環境評価や定住意識などが高く「良好な市街地形成に機能している」とアンケート結果より考えられるので、効用やシナリオとして取り入れることができたらいいと思った。
Wednesday, February 3, 2010
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