日本都市計画学会 ISSN:04959280
都市計画学会誌264, Vol.55, No.6, pp. 48-53(2006.12.25)
タイトル:世帯行動の分析手法:概念的考察
氏名:張峻屹
内容
世帯行動を分析するためには、他者の影響や他者との集団意思決定プロセスを考慮しなければいけない。そこで、様々な世帯行動の分析手法(13の確率集計型世帯行動モデル)を取り上げて概念的な考察を行なった。
結果
世帯は社会性と集団性の両方を兼ね備えているため、世帯行動を調査・分析する際に、ソーシャルネットワークの視点、構成員の相対的影響力と集団相互作用を取り入れた集団意思決定の視点が重要である。しかし、都市分野における世帯行動の調査・モデリング手法について、未解決の課題がまだ残されており、今後他分野の知見や方法論を援用しながら、色々な状況における世帯行動について、実証的な研究を重ねていくことが重要である。
参考点
世帯は都市研究の分野で多用されていることから、世帯の概念を採用している。
消費行動の基本単位は個人の消費ではなく、世帯であると述べられている。(経済学者:ケネス・アロー;1951、ポール・サミュエルソン;1956)
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