Determinants Of Residential Location Choice:
How Important Are Local Public Goods In Attracting Homeowners To Central City Locations?
Isaac Bayoh ; Elena G. Irwin ; Timothy Haab
Journal of regional science, Vol.46, No.1, 2006,pp.97-120
概要
複合型条件式のロジット選択モデルは、1995年にオハイオのコロンブスエリア内の17校区間内を移転した、居住者の指標と移動先のデータを用いることにより、推定されている。このモデルは、中心市街地と郊外校区間の世帯の立地選択に、決定的な影響を与える世帯レベルの指標に対して、地域財政と公共施設の影響の関連性においてテストされた。結果は2つの根拠を与えている。勤務地、住宅の改善、世帯収入、ライフサイクルの影響による世帯の郊外への自然的な発展と、街における初等教育水準、高犯罪率、収入レベルの低さによる荒れた土地からの逃避であるとしている。これらの価値の大きさを比較することにより、学校水準が及ぼす、強い影響がわかり、地区の学校水準が1%上がると、その地区を選択する確率が3.7%上昇するとしている。対して、世帯収入やその他の固有特性の影響は、比較的大きくない。したがって、都市と郊外間の、地域における学校の質の違いによって、荒れた土地の郊外化プロセスに違いがあるといえる。関連して、発展する中心都市と縮小する郊外化を促す投資は、効率的な用地によって正当化される。しかし、貧困、犯罪、質の低い学校水準の密集の増加は消極的な外部性の発生を起こすとしている。
感想地域における学校水準の質は、住替え地の選択に大きな影響を与えるという結果が本研究では出ている。しかし、取り入れ辛い項目であるので、自分の研究では他の項目で影響の大小を確かめていこうと思う。本研究の満足度の計算に用いている数式を自分の研究にも用いることができるのではないかと思う。是非参考にしたい。
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