マルチエージェントシステム(MAS)を用いた大規模商業施設の影響評価に関する研究
陳萍、沈振江、川上光彦
日本都市計画学会 都市計画論文集 No.41-3 2006年10月
http://pkawap20.ce.t.kanazawa-u.ac.jp/~urbanplan/all/pdf/2006-41-3-46-271.pdf
概要
本研究は大規模商業施設の影響評価に関する研究である。マルチエージェントシステムを用いて、仮想空間上で世帯、商業施設のエージェントを作成し、区域区分や用途地域の土地利用計画を考慮しシミュレーションを行い、大規模商業施設の立地による中心市街地への影響を検証している。世帯と実際の都市を想定したデータを用いたシミュレーションの実行と結果の妥当性を検証する必要性を示しており、実際に金沢市を対象とした実際の都市空間データを利用し、シミュレーションを行っている。結果としては、実際の都市データと近い値が出ており、有効性が示されている。
感想
研究室の先輩の論文なので、とても参考になった。英語論文であったが、研究の流れが似ているため理解しやすかった。自分の研究と同様、本研究もシミュレーションモデルの新規構築であったので数式の導入や、エージェント作成、仮想空間の作成等、参考になる部分は多いと感じた。
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